北京
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上海地下鉄の運営会社は18日、今年末までに全駅に自動体外式除細動器(AED、心臓停止患者救命のための装置)を据え付ける予定であることを明らかにしました。総数は500台を超える見通しとのことです。
中国のAED普及率は先進国と比べで、依然として大きな差があります。統計によれば、日本では現在人口10万人当たり約397台のAEDが設置されていますが、中国ではわずか約1台です。
中国の主要都市ではここ数年、交通の要所や人の流れが集中する場所で、AEDを据え付ける作業が次々に展開されています。上海市は2015年、中国で先頭を切ってAEDを導入し、昨年1月には全市内の設置数が2700台以上に達しました。深セン地下鉄ではすべての駅にAEDが設置されており、昨年1月までにAEDを利用して10人あまりの命を救うことに成功しました。南京地下鉄は昨年8月、AEDの全範囲カバーが実現し、地下鉄各駅に少なくとも1台、計169台を設置したと発表しました。北京市は2022年末までにすべての軌道交通駅にAEDを据え付ける計画で、深セン市は今後5-10年で、AEDを人口10万人あたり300台、計6万台を設置する計画です。(雲、鈴木)
上海地下鉄内のAED設備