チベット平和解放70周年、経済社会と住民生活に歴史的な変革

　今年はチベットの平和解放70周年にあたります。この70年来、特に中国共産党第18回全国代表大会以来、チベットの経済は著しく発展し、住民の収入は迅速に増加しました。経済社会と民生事業には歴史的な変革が発生し、その成果も歴史的なものでした。チベットの急速な発展によって、ますます多くの若者が地元に残るだけでなく、自治区外から多くの若者が自らの夢を追ってこの地に来るようになりました。

　自治区中心都市のラサでは近年になり、道路や鉄道、航空の交通輸送ネットワークが整いました。高速道路は山南（ロカ）、林芝（ニンティ）につながり、鉄道は日喀則（シガツェ）、林芝に通じました。ラサ市の道路の総延長は5400キロ以上に達し、市内すべての地域にバスで行けるようになりました。

　一方で、70年間が経過して、ラサ市の一人当たりの地区総生産と農村住民の一人当たりの可処分所得はいずれも全国平均を上回るようになりました。産業構造は絶えず最適化され、ゼロから発展しはじめた観光業については、2020年には国内外の観光客2008万人余りが訪れ、観光収入は301億元を達しました。

　党中央と中国中央政府この70年間、ラサ市などチベット各地の優秀な伝統文化の保護や伝承と発揚に大量の資金を投入してきました。伝統文化の大衆性と保護、普及力は絶えず増強されています。さまざまなチベット文化は伝統と現代の融合の中で、新しくより輝かしい活力を絶えず示しています。（Mou、鈴木）