北京
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長期的な仕事につくのではなく、インターネットを通じて単発の仕事で収入を得るといった新しい働き方がもたらす経済のことを、「ギグエコノミー」と呼ばれています。この、ギグエコノミーの担い手たちは「ギグワーカー」。
コロナ禍で外食や小売など一部の業界で失業者が増えている中、自分の裁量で仕事の時間と量を調整し、アプリなどを通じて気軽に働くことができるギグワーカーと呼ばれている働き方が、中国では若い世代を中心に広がりをみせています。
20代の厖さんは去年、会社を辞めて、フリーランスのミニチュアアーティストとして働き始めました。ふわふわのケーキ、クリーミーなドーナツ、ふっくらとした餃子…実物そっくりの各種ミニチュア料理を再現する彼女は、作品をSNSに投稿すると、いつもたくさんの「いいね」が付けられ、多くの注文が入ります。
中国人的資源社会保障部の発表によりますと、国内で柔軟な働き方をしているギグワーカーは2億人以上に上っており、そのうち、50%以上が1990年代と2000年代に生まれた若い世代だということです。(Lin、Yan)