論説:米国の覇権とアフガニスタンの人権

2021-08-17 09:26  CRI

 アフガニスタンのタリバンが15日、首都カブールに進入したことで、米国と西側が支持するアフガニスタン政権は崩壊しました。これを受けて、米国のトランプ前大統領がバイデン現大統領の辞任を呼び掛けている一方、バイデン大統領はこの責任はトランプ氏にあると主張しています。いずれにせよ、米国の政治家は3000万人を超えるアフガニスタン人の存在を忘れたようです。

 当初、人権が侵害されていることを理由に、米国と北大西洋条約機構(NATO)はアフガニスタンに軍隊を派遣しましたが、今、その人権状況は改善されていません。それどころか、最近、戦闘によって民間人の死傷者数が急増しています。

 米軍はテロ撲滅の目標を実現したと主張していますが、実際のところ、アルカイダや「イスラム国」(IS)などのテロ組織は依然として域内や世界を脅かしています。これについて、アフガニスタンの研究者のアフメド・サフィ氏は「パシュトゥーン族はアフガニスタンの最大の民族だ。しかし、米国はこの民族に対抗するよう他の民族を扇動し、内乱をそそのかしている」と批判しました。さらに「一つの国として治安が保障されなければ、経済発展に力を入れられず、経済成長は不可能で、人々の暮らしの貧困はさらに深刻化する。これは悪循環である。米国が発動した数十年にわたる戦争こそが、アフガニスタンの貧困の根源である」との見方を示しました。

論説:米国の覇権とアフガニスタンの人権

米軍による軍事行動で爆破されたアフガニスタン民家 

写真提供:アフガニスタン報道員ハミディ氏

論説:米国の覇権とアフガニスタンの人権

 米メディアによると、国際刑事裁判所は、米軍がアフガニスタン戦争で罪を犯した可能性について調査を展開することに同意したものの、その後、この調査活動は米国からの圧力によって中止された。写真提供:央視網

 関係資料によると、米軍が2001年10月7日にアフガニスタンに進入してから、現地では米軍の暴力や爆発、または戦乱による民間人の死者数は3万人、負傷者は6万人を上回っています。このほか、この20年間、米軍の犯罪行為に関する証拠が相次いで公開されています。

 米国人は自分の覇権を誇示しているのに対して、アフガニスタンには無尽の人権問題を残しています。(朱、浅野)

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