チベットの牛飼いに訪れた春

2021-08-16 16:28  CRI

チベットの牛飼いに訪れた春

チベットの牛飼いに訪れた春

 これらの写真を見た人は、プロの写真家の手によるものだと思うのではないでしょうか。実は撮影者は、チベット自治区のラサ市で運転手を務める青年です。写真は彼が毎日移動中に撮影したものなのです。

 1990年代生まれのチベット族のダーツさんは、ラサ市内の旅行会社で運転手を務めています。ダーツさんの実家はラサ市から約56キロ離れた放牧地にあります。ダーツさんはかつて、根っからの牛飼いでした。子供の頃は家の生活状況が良くなかったので13歳の時に学校を中退して放牧の手伝いをし、まだ年端もいかないのに30頭以上の牛と多くのヤギを飼っていました。17歳の時には家の収入を増やし、弟を大学に行かせるため、そして自らの生計を立てるために一人でラサ市に移りました。「美しいチベットを建設する」という良好な政策によってチベットの空はますます青くなり、大地はますます緑に覆われ、水はますます清らかになり、空気はますます澄みわたりました。チベットがみるみる美しくなったことで、観光業にも火がつきました。ダーツさんは運転を習って免許を取りました。牛飼いだったダーツさんが、旅行会社の専任運転手に変身したのです。勤務開始から5年で、走行距離は35万キロに達しました。ダーツさんはこの仕事が大好きで、いろいろな地から来た旅客を毎日連れて、チベットを観光することを楽しんでいます。彼はいつも嬉しそうに、自分の故郷の美しさを観光客に語ります。ダーツさんには「チベット愛」があふれているのです。

 近年になり、交通などのインフラが次々に改善され、「遥かなる詩の世界」を求めてチベットを訪れる人が増えています。チベットの観光業が勢いよく発展したことで、多くの人々が観光で生計を立て、観光による恩恵を確実に享受し、豊かになる道を歩んでいます。ダーツさんはその恩恵を受けた一人なのです。冬はチベット観光の閑散期であり、観光客の減少は収入に影響します。しかし2018年から、全面的な「冬のチベット旅行」という観光キャンペーンが始まり、観光地の入場料をすべて無料にするなどの政策を打ち出したことで、多くの観光客が冬にも訪れるようになりました。2018年にはラサ市だけで中国内外の観光客受け入れ数が1990万2000人に達し、観光による収入は282億7600元にも達しました。ダーツさんは、2018年はかつてなく忙しい年で、走行距離は10万キロに達したと話してくれました。収入も非常に喜ばしいものだったとのことです。(RYU、鈴木)

映像:ラル湿地保護区からポタラ宮殿を望む(撮影:ダーツ)

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10月29日放送分
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