北京
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アフガニスタンのガニ大統領は15日出国しました。反政府勢力タリバンは同日、SNSを通じて声明を発表し、武装人員が首都カブールに入ることを許可しました。ロイター通信はタリバン幹部の話として、タリバンは現在、大統領府を掌握していると報じました。
国連安保理は15日、アフガニスタン情勢を巡り16日午前に緊急会合を開くと決定。グテーレス事務総長も参加して報告が行われるとのことです。グテーレス事務総長の報道官も声明を発表。激変するアフガニスタン情勢に注目しているとした上で、人命の保護や人道上の対応のため、最大限の自制を働かせるようタリバンとすべての当事者に促しました。
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は15日、SNS上で、「英国のジョンソン首相およびカナダ、デンマーク、オランダなどのNATO諸国の外相と、アフガニスタン情勢について電話会談した。NATOは撤退協力のために、カブール空港の運営維持を支援している」と明らかにしました。
欧州理事会のミシェル議長は15日夜、SNS上で、「欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表と密接に意思疎通し、アフガニスタン情勢の進展に関心を寄せている」と述べました。EUで英国のEU離脱問題を担当した元首席交渉官のバルニエ氏も同日、SNS上で、「欧州の指導者は皆、アフガニスタンの悲劇を教訓にすべきだ。(アフガニスタンの悲劇は)米国の失敗だけではない。欧州の安全保障や移民などにもさまざまな試練をもたらしている」と指摘しました。(玉華、柳川)