北京
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2021年上半期、中国国家首脳の「外交カレンダー」は、気候変動に対応するための議題で密につまりました。年始のダボス経済フォーラムでの「持続可能な発展促進を継続」という約束や、中仏独首脳会合で打ち出した「中国と欧州欧が協力して気候変動に対応していく」計画、さらには各国首脳による気候サミットで初めて「人と自然生命の共同体を構築」と提唱しました。国際社会が気候変動に対応する鍵となる今年、中国はさらに積極的なリーダーシップや行動で、大国としての役割を果たそうとしています。
4月22日、世界は52年目の「世界地球デー」を迎えました。40の国や国際組織の首脳らはオンライン方式による気候サミットを開き、気候変動という試練への対応策について話し合いました。中国の習近平国家主席は、「人と自然生命の共同体を共同で構築」という中国案を鮮明に打ち出し、目標達成のためと原則と主張をも表明しました。
習近平主席は昨年(2020年)9月に第75回国連総会に参加した際、「炭素排出のピークアウト」、「カーボンニュートラル」という中国の目標を発表しました。習主席は今年になってからも、この厳粛な約束に何度も言及し、「中国は言ったことを必ず実行する。実行して必ず成果を出す」と強調しつづけています。(藍、鈴木)