北京
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日刊スポーツ
第32回夏季オリンピック競技大会は8日夜、東京で閉会式が行われ、閉幕しました。新型コロナ禍で行われた今回の特別な五輪について、アジア各国のメディアは「選手らが一生懸命奮闘する姿と世界中のスポーツファンのオンラインでの応援が、大会を力と暖かさに満ちたものにした」と高く評価しました。
日本の日刊スポーツによりますと、感染拡大を防止するため、各競技場で観戦が禁止され、魂のない大会になるのではないかとの指摘もありましたが、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、「選手らの努力が東京2020大会に魂を入れてくれた」と述べました。
インドネシア国営アンタラ通信
インドネシア国営アンタラ通信は「SNSでの応援が五輪を支える」と題した論評を掲載。「東京五輪は、感染拡大の影響で会場の観客による応援や掛け声はなかったが、忠実なスポーツファンらがバーチャルの世界に集結し、会場に負けないくらいのオンラインでの応援で大会を盛り上げた」と論じました。
バドミントン女子ダブルスで、インドネシア組が史上初の金メダルを獲得すると、SNS上では関連の投稿が世界トレンドランキングで5位となり、延べ9億人が関連のハッシュタグを付けてメッセージを送りました。
モンゴル紙ウドリーン・ソニン
モンゴル紙ウドリーン・ソニン(電子版)は、「コロナ禍で1年遅れで開催された東京五輪が、無事終了を迎えたことは、日本にとって大成功と言える。主催者側はパンデミックの予防・抑制ルールを厳格に実施し、高い水準で大会を運営した。意味深な開会式も印象的だった。主催者側は日本の伝統文化だけをアピールするのではなく、大会のモットーである『感動で、私たちは一つになる(United by Emotion)』を貫き、全人類が仲間だという理念を強調した」と評価しました。(怡康、柳川)