北京
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中国中部の陝西省にある秦嶺ジャイアントパンダ研究センター(陝西省珍稀野生動物救護基地)の雌のパンダ「丫丫(ヤヤ)」が7月31日午後、雌と雄の双子を出産しました。体重は雌の赤ちゃんが137グラム、雄の赤ちゃんが110グラム。2頭とも健康状態は良好で、ヤヤも元気にしています。同省の人工飼育のジャイアントパンダは36頭となりました。
秦嶺ジャイアントパンダ研究センター(陝西省稀少野生動物救護基地)の沈潔娜さん提供
2009年生まれのヤヤは、2017年から繁殖活動を始めましたが、3年連続で流産しました。センターのスタッフは今年、ヤヤを順調に妊娠・出産させるため、一連の健診を行い、特に妊娠後期には流産の予防措置を取って万全の体制で臨みました。
秦嶺ジャイアントパンダ研究センター(陝西省稀少野生動物救護基地)の沈潔娜さん提供
中国のパンダは、「四川パンダ」と「秦嶺パンダ」という二種類の亜種に分けられます。四川省のほかに同省と隣接する陝西省や甘粛省一帯にも「秦嶺パンダ」と呼ばれているジャイアントパンダの群れが分布しています。(藍、柳川)