北京
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7月28日は世界肝炎デーです。中国では、30年近い努力の末、ウイルス性肝炎の撲滅に必要な、主要な条件が整えられたということです。
中国のB型肝炎ウイルスの保菌者は約8600万人で、世界の3割を占めています。中国は1990年代から新生児に対するB型肝炎予防接種を進めており、現在、乳児のワクチン接種率は90%を超えています。4歳児以下のHBs抗原陽性率は0.32%に下がり、世界保健機関(WHO)が定めた「B型肝炎感染の低頻度地域」の水準を繰り上げて達成しました。
また、中国政府が近年進めている薬品の集中購買や保険適用に向けた薬価交渉により、B型、C型肝炎の抗ウイルス治療薬の価格は大幅に下がりました。中国は2030年までにウイルス性肝炎の新規感染9割減というWHOの目標を果たせるとみられています。(鵬、坂下)