第3回中国・パキスタン外相戦略対話が四川成都で開催

　王毅国務委員兼外交部長は24日、四川省成都市でパキスタンのクレーシ外相と第3回中国・パキスタン外相戦略対話を行いました。

　王外交部長は、「中国とパキスタンは互いにとって最も信頼できる良い隣人、兄弟、仲間である。両国の友情は揺らぐことのないものだ」とした上で、中国側の核心的利益に関わる問題におけるパキスタン側の力強い支持に賞賛の意を表し、「パキスタン側が国家の主権、安全、発展の利益を守り、自国の国情にふさわしい発展の道を探り、地域と国際の舞台でのさらなる役割を発揮していくことを断固支持する」との考えを示しました。さらに、「中国は終始、パキスタンを感染症対策協力とワクチン協力の優先対象とし、パキスタンと国際社会と共にウイルス発生源の研究の科学的かつ正確な方向を取り戻すことに取り組んでいきたい。両国は中国・パキスタン経済回廊のハイクオリティな建設を推し進め、インフラ施設や情報技術、農業、社会福祉などの分野における協力を強化すべきだ」と述べました。

　一方、クレーシ外相は「パキスタンと中国の、鉄のような確固たる友情を固めることは、全パキスタンの共通認識であり、対外戦略上の礎でもある」と述べ、中国を標的としたすべての中傷的な振る舞いを非難し、ウイルス発生源の研究問題における中国側の立場に「完全に賛同する」と示しました。また、「パキスタン・中国経済回廊の建設において、双方のさらなる成果の達成を期待する」と語りました。（洋、謙）