北京
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東京五輪が開幕する23日にあたって、国際オリンピック委員会(IOC)文化・オリンピック遺産委員会委員を務める侯琨氏はCGTN記者のインタビューを受け、大会の開催について「過去1年半にわたるコロナ禍を経て、全世界の選手が一堂に集り、自分たちの頑張りを見せられる。まさに世界中の人々が共に頑張った結果だ」としました。
これに先立ち、IOCの第138回総会では「より速く、より高く、より強く」という五輪のモットーに新たに「共に(together)」を加えることが決定されました。その意義について、侯委員は「共に困難に立ち向かう」という文字通りの意味を捉えられる他、「コロナ禍を克服して大会を開催できることは、全人類が前向きに進みたいという共通の願いの現れだ」と示しました。さらに、IOCが重んじる伝承の意味からしても「五輪精神に新たな解釈を付け加えた」と指摘しました。
侯氏は2012年から「オリンピック世界一周の旅」を敢行し、これまで日本の東京や長野、札幌を含む26カ国の47の五輪開催都市を踏破しています。現在は五輪グッズコレクターとして愛好者たちの間で世界的に名を知られており、五輪文化の普及のために中国各地で講演活動を精力的に行っています。