北京
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2022年に中国浙江省杭州市で開催される第19回アジア競技大会の開会式の制作・演出チームのメンバーが20日、北京で公開されました。
2004年の東京国際映画祭で審査員特別賞を、2009年のサンセバスチャン国際映画祭で最優秀作品賞を受賞した映画監督の陸川(ルー・チュアン)氏が演出を総括する総監督を務め、映画音楽の作曲でアカデミー賞とグラミー賞を受賞した中国系米国人作曲家、譚盾(タン・ドゥン)氏が楽曲制作を担当することが明らかにされました。
開会式の総監督を務める陸川氏
20日に行われた発表会で、陸川氏は「来年、杭州アジア大会が開幕する日はちょうど中国の伝統的な祝日・中秋節である。開会式では、中秋の名月のイメージを借りて、中国人が、心の拠り所であり、価値観の中心に置いている“家”に託する思いを伝えたい」と述べました。
楽曲制作担当の譚盾氏
譚盾氏は「スポーツと音楽は、その民族の格調(全体の品格)を表すことができる。杭州アジア大会の開会式で、音楽によって中国、アジアと世界のスポーツ分野の知恵を集め、杭州のみならず人類全体のための音楽の宴を催す」と語りました。
杭州アジア大会は2022年9月10日から25日まで開催され、40競技482種目が実施される予定です。(取材:斉鵬、陳木月)