北京
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紆余曲折を経ながらも、東京オリンピックはいよいよ開幕が近づいてきました。新型コロナウイルスの感染拡大は、全世界のスポーツ試合に大きなインパクトを与え、選手達が訓練ルールと試合ルールの改定というチャレンジにさらされています。そうした背景の下では、今大会のメダル獲得数予想がかなり難しくなっているとみられています。
中国は東京大会に総勢777人の代表団の派遣を決めました。海外開催のオリンピック大会の参加では、今回は最大規模の派遣です。代表団には431人の選手がいて、30競技、41種別の合計228種目の試合に参加します。飛び込み、ウエイトリフティング、卓球、バドミントン、射撃、体操は中国代表のお家芸で、全体的に高いレベルを守っています。東京オリンピック大会においても、これらの種目は引き続き中国勢がメダルを獲得する上での重要な力となりそうです。このほか、陸上、水泳、テコンドー、フェンシングなどの潜在的な優位性にある種目につき、選手たちのパフォーマンスそのものが中国のメダルランキングでの順位に影響するとみられています。
全般的にみれば、従来からのスポーツ強国として、米国は依然として強い実力を有しています。米国代表団は13日、東京オリンピックに出場する613人のリストを発表しました。米国勢は陸上、水泳など従来からの得意種目で優勢を保っているほか、体操、自転車、フェンシング、テニスなどの種目でも強い実力があり、メダルランキングで引き続き首位となる可能性が最も大きいとみられています。
全体としては、各代表団はいずれも、今大会の目標に対し非常に控え目な姿勢を示しており、こういったところもメダル獲得数予想に大きな困難をもたらしています。しかし、不確定性もスポーツの魅力の一つで、東京オリンピックを舞台に展開される世界トップレベルの競いあいが始まろうとしています。(Mou、Yan)