北京
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中国自動車技術研究センターは15日、2021年の「中国自動車低炭素行動計画研究報告」を発表し、2020年に中国で市販された自動車の廃棄処分までの炭素排出量を初めて明らかにしました。
今回、計580車種(うちガソリン車392車種、BEV112車種)の炭素排出量が発表されました。報告は、中国の乗用車産業チェーンの各段階における炭素排出の現状をまとめて紹介しました。それによりますと、2020年、中国の乗用車産業チェーンの炭素排出量は二酸化炭素換算で約6億7000万トンで、うち74%が自動車の利用段階、26%が自動車の製造段階によるものだということです。
専門家は、「自動車産業チェーンは長く、及ぶ分野が広いため、製造段階と利用段階の両方において油断はできない。今後、自動車保有量の増加に伴い、自動車業界は炭素排出量の増加が速いという特徴を示すことになる。このため、自動車業界の炭素排出削減は中国のカーボンニュートラル目標達成に重要な意義を持つ」と指摘しました。(殷、浅野)