北京
PM2.577
3/-2
習近平国家主席は16日、北京市内でアジア太平洋経済協力機構(APEC)首脳のテレビ方式による非公式会議に出席します。同会議は、「新型コロナウイルス感染症の背景下でアジア太平洋地域はどのようにチャンスをつかみ、衛生分野の危機への対応で協力し、経済回復を加速させ、将来の発展のためによりよい基盤を作り出すか」がテーマです。
習主席は2013年から7回にわたってAPEC首脳の非公式会議に出席し、発言してきました。習主席は相互信頼、包容、協力、ウィンウィンのアジア太平洋パートナー関係の強化を繰り返し強調してきました。以下は習主席のそれに関する論述です。
経済のグローバル化に伴い、各経済体は一国が栄えれば皆が栄え、一国が損害を被れば皆が損害を被る関係にあります。マクロ経済政策での協調を通して連携の効果を拡大させ、ネガティブな影響を予防し減少させることを目指すべきです。
2013年10月7日
APECは一つの大家族です。発展と刷新を実現し、連携を増進させ、利益が融合しあう開放型のアジア太平洋経済の局面を作り出すことは、すべての加盟国の共通した利益に合致しています。
2014年11月11日
私たちは今、北京において相互信頼や包容力、協力ウィンウィンを唱え、アジア太平洋パートナー関係の指導原則を定めました。これはこれまでの協力の深い総括で、今後の協力についての厳粛な約束でもあり、重要な指導的意義を持っています。
2015年11月19日
中国は各国と共に発展をテーマとして、開放を拡大し、区域の経済一体化を促進し、相互連結を図り、改革と革新を推進し、アジア太平洋協力の偉大な青写真を共に描くことを望んでいます。
2016年11月20日
私たちは共にアジア太平洋地域の国です。互いに切っても切れない関係であり、運命がつながっています。運命共同体の意識を強め、政策の協調と接合を強化し、力を合わせるべきです。和して同ぜず(レベルが高い人物は他者と仲良く付き合うことと自分の信念を持つことを両立させる)の理念を堅持しながら、それぞれの強みの相互補完、協力互恵、発展と学び合いを促進せねばなりません。
2017年11月11日
アジア太平洋地域の各国はそれぞれの事情があり、意見の食い違いがあっても不思議ではありません。共に発展を図るという公約数を堅持し、パートナー精神を発揚させ、協議により対立点を処理し、共通の課題の改善を模索することが鍵となります。
2018年11月18日
私たちは、協議を通して一致を見た基盤の上で実務協力を推し進め、問題と対立点を適切に処理し、アジア太平洋地域の正しい方向性を保ちながら、APECを長期に渡り安定して推移させていかねばなりません。
2020年11月20日