トルクメニスタン大統領、王外交部長と会談

　トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領は現地時間13日、首都アシガバットで王毅国務委員兼外交部長と会談しました。

　王外交部長は席上、「国交樹立から30年近くの間、中国とトルクメニスタンの関係は健全かつ安定的に発展し続けている。中国はトルクメニスタンとの各分野における協力を一層深め、両国の戦略的パートナー関係の充実に取り組みたい」とした上で、両国の天然ガス分野での協力を重視するとともに、非エネルギー分野の協力やワクチン支援を含む衛生分野での協力を強化したいとの考えを示しました。

　さらに、中央アジアの緊迫した安全情勢にも触れ、両国の安全分野における協力強化の喫緊性と必要性を強調し、「アフガニスタンの情勢変化を巡る意思疎通を保ち、『中国＋中央アジア5カ国』の枠組み内で協力を強化し、地域の平和と安定の維持に取り組む」と示しました。

　一方のベルディムハメドフ大統領は、「トルクメニスタンと中国は長期的な戦略パートナーだ。トルクメニスタンは1つの中国の原則を断固として支持し、中国側の核心的な利益に関わる問題において中国を断固として支持する」と表明し、エネルギー分野を中心に、情報通信やハイテクノロジーなどの分野で中国との協力を拡大していきたいと示しました。また、中国側によるワクチン支援に感謝の意を伝え、「『中国＋中央アジア5カ国』メカニズムの役割を十分に生かして、共に努力することで地域の安定維持と発展促進に取り組むべきだ」と述べました。（洋、謙）