北京
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「Gaviワクチンアライアンス」は12日、中国医薬集団(シノファーム)および科興公司(シノバック・バイオテック)が「COVAXファシリティ」のワクチン供給に関する協力協定を締結したと発表しました。
これについて、外交部の趙立堅報道官は13日の定例記者会見で、「これはワクチンを世界の公共財にするという約束を履行し、ワクチンの公平な分配を促し、全世界の感染症対策をサポートするための、中国による新たな行動だ」と示しました。
趙報道官によりますと、シノファームとシノバックの2社は今年5月7日と6月1日にそれぞれ世界保健機関(WHO)からワクチンの緊急使用を承認された後、ただちに生産体制を調整し、Gaviワクチンアライアンスとワクチン供給に関する協議を積極的に進めてきたということです。2社は今後4カ月のうちに、COVAXに1億1000万回分のワクチンを提供するほか、今後の長期的な供給に関しても意向を固めています。
中国はこれまで、アジアやアフリカ、ヨーロッパなどの100以上の国と国際組織に、全世界のワクチン生産量の6分の1に相当する5億回分余りのワクチンとワクチン原液を提供しており、発展途上国に最も多くのワクチンを提供した国となっています。(洋、謙)