北京
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感染症の予防接種プログラムを拡大させる活動を手掛けるGAVIアライアンスは現地時間7月12日、中国医薬集団有限公司(シノファーム)と北京科興中維生物技術有限公司(シノバック・バイオテック)がそれぞれ、「COVAXファシリティ」とワクチン供給の協力協定を締結したと発表しました。協力協定によれば、2社は7月から「COVAXファシリティ」へのワクチン提供を通じて、発展途上国での新型コロナウイルス感染症対策に貢献することになります。
GAVIアライアンスのセス・バークレー事務局長は、「COVAXファシリティの参加者に直ちにワクチンを提供できる合意書に両社が署名したことを歓迎する。シノファームとシノバックのワクチンはすでに、世界保健機構(WHO)の緊急使用許可を取得している」と述べました。
GAVIアライアンスの声明は、「デルタ変異株が世界の衛生システムに及ぼす脅威が日増しに深刻化している。中国企業2社は直ちに1億1000万本の新型コロナワクチンを提供し、その後はさらに多くのワクチンを提供する」と紹介しました。
GAVIアライアンス提供する「COVAXファシリティ」の調達目標では、2022年上半期終了時までに中国製の新型コロナワクチンを最大で5億5000万本購入します。(雲、鈴木)