北京
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中国国家衛生健康委員会が4日に明らかにしたところによりますと、これまでに全国で43万近くの家庭医療チームが立ち上げられ、慢性疾患者や高齢者、妊産婦、子供などに優先的に医療やリハビリサービスを提供しています。
山東省済寧市任城区衆和コミュニティーに住む魏明福さんの自宅では、家庭医が魏さんのためにリハビリのチェックを行っています。8年前、魏さんは脳梗塞を起こし、その後遺症のために体の動きに支障が出ました。その時から、コミュニティーの契約家庭医が魏さんの自宅を訪れて、薬を処方し、リハビリをするようになりました。魏さんが住む衆和コミュニティーの衛生サービスセンターには16の家庭医療チームがあり、1万6000人以上の高齢者や慢性疾患者などの住民たちと契約し、医療、療養、ケアを一体化したサービスを提供しています。医師らは高齢者のために健康診断器を用意し、心拍数や血圧、血糖などの健康データが適時に家庭医の仕事用プラットフォームにアップされます。
患者を診療する家庭医
済寧市任城区衆和コミュニティー衛生サービスセンターの王伝台主任は、「高齢者が外出して医者に見てもらう困難を軽減し、家庭医による健康面の指導やプラットフォームの早期警報サービス及び120緊急救護の全面的な健康管理が実現された」と述べました。
また、福建省アモイ市では専門医や総合診療医、健康管理士が共に管理するという一体化サービスモデルを採用し、コミュニティーの慢性疾患者に一体化した衛生・健康サービスを提供し、契約住民の診察率は2016年の60.8%から2020年には73.4%に上昇しました。さらに、四川省成都市では「三甲医院」(中国で最高クラスの病院)の医師が選ばれ、コミュニティーに派遣されて、巡回診察や指導にあたっています。(藍、島野)