北京
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『オーストラリアン(The Australian)』紙はこのほど掲載した論説で、中国が2011年と2016年に「生物兵器禁止条約」審議大会へ提出した公式文書を引用して「新型コロナウイルス陰謀論」を煽っています。
これを受けて、外交部の趙立堅報道官は6日の定例記者会見で、「断片的に内容を取りあげた、下心のある記事だ」と示しました。
趙立堅報道官は「中国側の報告書は、実験室からの漏洩リスクなど、生物科学技術の発展がもたらすさまざまなリスクを指摘するもので、その見解は国際社会にも認められた。この文書を利用して新型コロナウイルス陰謀論を煽ろうという『オーストラリアン』のやり方は非常に滑稽だ」と表明しました。
また、趙立堅報道官は「ウイルストレーサビリティは厳粛な科学的問題であり、中国と世界保健機関(WHO)の合同研究報告書は、新型コロナウイルスが実験室から流出したとするのは極めて不可能なことだと結論を明らかにした。世界保健総会(WHA)の決定に基づき、合同研究報告書の結論と提案を参考にして、より広い範囲で深く細かい科学研究と協力を展開することこそが正しい方向性だ」と述べました。(シンエン、謙)