北京
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上海浦東の軌道交通
国家発展改革委員会は2日、「長江デルタ地域の多層的軌道交通計画」を発表しました。この計画によりますと、2025年までに長江デルタ地域の軌道交通の総距離は2万2000キロメートル以上に達します。新設距離は8000キロメートルを超え、サービス範囲は80%の都市や常住人口5万人以上の町をカバーするとのことです。
具体的には、上海、南京、杭州、合肥、寧波をターミナル駅にし、北、西、南西という3つの方向へ向けて放射状の鉄道網を構築し、長江デルタと隣接都市および各省の省都との間の3時間交通圏を形成させます。幹線鉄道の営業距離は1万7000キロメートル以上に達し、うち高速鉄道は約8000キロを占めるということです。
また、長江デルタ域内の隣接する大都市間、上海、南京、杭州、合肥、寧波と周辺都市の間で1時間から1時間30分の交通圏を形成させ、都市間鉄道の営業距離は1500キロメートル以上となります。
上海を中心とする大都市圏および南京、杭州、合肥、寧波などの都市圏では、30分から1時間の通勤交通圏を形成し、各都市(郊外)の鉄道営業距離は約1000キロメートルに達するということです。
このほか、複数の異種の軌道交通手段を一体化させ、乗り換え効率の高い総合的な交通センターを建設し、異なる軌道交通システムの乗り換え時間は全て5分以下に短縮されます。軌道交通の駅と大きな空港や高速道路のターミナルとの間で快速直通を、都市内の主要地点の間で30分以内の到着を実現させるということです。(玉華、浅野)