北京
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複数の“国際的な科学者”とされる人々が連名で公開状を発表し、新型コロナウイルスの発生源について改めて調査を行うよう訴えていることを受け、外交部の汪文斌報道官は5日の定例記者会見で、「これは一部の国が、彼らが言うところの“国際的な科学者”を利用して行っている、あからさまな有罪の推定で、政治的操作だ」と批判しました。
“国際的な科学者”とされる人々は公開状の中で、新型コロナの発生源についての“代替的な調査”を西側諸国や経済協力開発機構(OECD)、主要7カ国(G7)、日米豪印戦略対話メカニズムなどが共同で行うべきだと主張しています。
これに対し、汪報道官は、「これら“国際的な科学者”の身分に注目すると、公開状の発起人の一人は米国のシンクタンク・大西洋評議会の高級研究員を務めているが、以前は米国家安全保障会議のメンバーでもあった、実質上の政治家である。もう一人は銀行のデータエンジニアだが、ウイルス発生源調査の専門家に扮して、未確認情報に基づく無責任な言論を発表している」と指摘しました。
さらに、汪報道官は「公開状に署名したメンバーには、事実が分からないまま巻き込まれ、利用されている科学者もいるだろう。フェイクに騙されることなく、政治利用された科学に惑わされることなく、科学と理性の道に戻ることを望んでいる」と述べました。(鵬、謙)