北京
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「風雲3号05星」が5日午前7時28分、甘粛省酒泉市にある酒泉衛星発射センターから打ち上げられました。風雲3号05星は、中国の第2世代の極軌道気象衛星の5基目で、世界初の民間用朝夕軌道気象衛星でもあり、「黎明星」と名付けられました。明け方の気象衛星観測の空白を埋め、天気や気候、大気環境、スペースウェザーの観測・分析能力が効果的に引き上げられます。
風雲3号05星は、先進のリモートセンシング装置11台(セット)を搭載し、現在国内でペイロード(搭載物)の数と種類が最多の衛星の一つであり、大気の温度・湿度の垂直探査や高精度の海上風場の正確な探査、多重エネルギースペクトルの太陽観測、宇宙環境モニタリングなど多くの能力を備えています。発射後は、軌道上の風雲3号C星、D星とネットワークを組んで運行します。毎日6回の全世界のスキャンと4時間に1回の全世界の資料入手が可能で、天気予報の時効は12時間延長されます。
風雲3号05星の打ち上げ成功により、海洋風場の観測資料がさらに充実し、台風などの海上気象災害の予報能力が高まり、朝もやや夜間の火災など特別な時間帯の自然災害をより正確に判定できるようになります。(藍、柳川)