北京
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水利部農村水利水電司の陳明忠司長は3日、甘粛省酒泉市で開かれた第1回西北節水フォーラムで、「中国の節水型灌漑の面積が2020年末時点で5.67億ムー(37万8千平方キロメートル)に達しており、有効灌漑面積は1949年の2.4億ムー(16万平方キロメートル)から現在の10.37億ムー(69万1333平方キロメートル)に拡大し、世界一の灌漑大国になっている。全国の耕地面積の約50%を占める灌漑面積で、全国の75%の食糧と90%以上の経済作物を生産している」と説明しました。
統計によりますと、ここ30年間、中国の農業灌漑の年平均水使用量は約3400億立方メートルを維持しており、社会全体の水使用量の約56%を占めているということです。
陳司長はまた、「農業節水が直面している問題として、一部の排水溝は老朽化が進み、修理を怠っている。そのうえ、管理体制・メカニズムが完備しておらず、情報化レベルがまだ低い、実際に徴収されている灌漑用水の価格がランニングコストの約半分しか占めておらず、農業用水の中、実際に料金が徴収された部分が全体の7割にもなっていない」と指摘しました。
さらに、「今後は大中型灌漑区で関連施設の工事と現代化改造の推進を加速させると共に、農業用水の管理を厳格にし、デジタル技術を活用したスマート灌漑地帯建設の推進を加速させ、農業用水の価格に関する総合改革の推進を加速していく」と強調しました。(雲、Yan)