北京
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外交部の汪文斌報道官は30日の定例記者会見で、「中国は日本に対し、放射能汚染水の処理は日本国民及び世界の人々の健康や、海洋生態環境の安全にかかわり、最も慎重な態度で対応しなければならないと改めて警告する」と述べました。
報道によりますと、韓国国会は29日の本会議で決議を採択し、日本政府による福島の原子力発電所から排出された汚染水の海洋放出決定を強く非難し、関連決定を直ちに撤回するよう日本に促しました。
汪報道官は関連の質問に答えた際、「中国は韓国の正義ある立場を支持する。日本は一方的に、汚染水の海洋放出の決定を出して2カ月余りが過ぎたが、この間、中国、韓国を含む環太平洋地域の国々及び太平洋諸島フォーラム(PIF)などの機構はいずれも、日本の決定に重大な関心を示している」と述べました。
そのうえで、「これまでの2カ月余りは、本来は利害関係者と十分に協議し、汚染水の対策を調整し、東京電力の混乱な管理状況を正すことに使えたのに、日本は引き続き汚染水の海洋放出に向けた準備作業を推し進め続けている。これまでのところ、国際社会の関心に対して真摯かつ責任ある対応はしていない。日本は一日も早く誤った決定を撤回し、国際社会の利害関係者及び国際原子力機関(IAEA)などと十分に協議する軌道に戻るべきだ」と指摘しました。(玉華、Yan)