北京
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第47回国連人権理事会は現地時間28日、暴力と女性への侵害問題に関する特別報告者による対話会を開きました。今年、特別報告者が人権理事会に提出した報告は大規模な性的暴行は厳しい人権侵害行為であることをテーマにしています。中国と韓国は発言で、第2次世界大戦中の日本の「慰安婦」強制連行問題に関心を示しました。
中国の国連ジュネーブ事務局常駐代表団の蒋端公使は、「特別報告者が報告で言及した第2次世界大戦中に旧日本軍が中国の南京市で侵した大規模な性的暴行と複数国で『慰安婦』を強制連行したなどの罪には動かぬ証拠があり、否認できない。しかし、今日に至っても日本では依然として多くの人が日本軍国主義侵略者が犯した南京大虐殺、『慰安婦』の強制連行などの極悪非道の犯罪行為の否認を企て、侵略の歴史を否認ないし美化している。これは被害国人民の人権に対する重大な侵犯である。中国は日本が侵略の歴史の否認と美化を停止し、国際人権の義務を遵守し、誠実で責任を負う態度で『慰安婦』の強制連行という歴史問題に対処するよう改めて促す」としました。
一方で、韓国の代表は「韓国は第2次世界大戦中の『慰安婦』の名誉と尊厳の回復を支持し、支援している。その悲惨な体験を人類の歴史的な教訓へと転化することに力を入れている。被害者に汚名を着せ、張本人を法律の制裁から逃れさせることはみな被害者に対する再度の加害で、そのつらさを増やすことだ」との考えを示しました。(殷、浅野)