北京
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ドイツのヨシュカ・フィッシャー元副首相兼外相はこのほど文章を発表し、「西側諸国の中国に対する『新冷戦』発動には何の意味もない」と述べました。
フィッシャー氏は「英国での主要7カ国首脳会議(G7サミット)の開催に伴って、国際政治では、米国とソ連による冷戦の新バージョンが起こる気配が見られている。中国はただのライバルではなく、西側諸国の地位を系統的に代替する者になるようだ。だが、よく見てみれば、20世紀に起きた冷戦と、西側諸国と中国との間で現在起きている対抗とを比較することは大きなミスリードになるだろう。過去の冷戦はドイツと日本の敗戦後に形成されたものである。米国とソ連は第2次世界大戦以前からイデオロギー上の敵となっていた。しかし今日の西側諸国と中国との関係はその時とは完全に違う」と指摘しています。(鵬、浅野)