北京
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タイはいま3回目となる新型コロナの流行を迎えていますが、大規模なワクチン接種は来月になります。タイにある米国の4団体はアントニー・ブリンケン米国務長官に書簡を送り、海外の米国人にワクチン接種の試行サービスを提供するよう米政府に求めました。
米国務省は先月、自国の外交官やその他従業員にワクチン接種を行うため、すでに世界220カ所の大使館と領事館にワクチンを送ったと表明しました。これに対して、海外民主党(Democrats Abroad)、海外共和党(Republicans Overseas)、海外戦争退役軍人組織(Veterans of Foreign Wars)、タイにある米国女性クラブ(American Women's Club)の地方分会は、これらの外交文書から米政府は国民のために同じことをする能力があると判断できると主張しています。
タイで30年近く暮らしている企業経営者のピーター・フィシュバハさんは、「われわれは納税者で投票した米国民だ。政府は予防接種の資格があると約束してくれたが、結局忘れられている」と述べました。フィシュバハさんはタイでワクチン接種を受けられるのは、数週間または数カ月後になるのではないかと心配しています。
これに対して、バンコクにある米国大使館は対応を拒否しています。現在、タイ在住米国人の公式データはありませんが、海外にいる民主党は数万人に上ると見込まれています。(閣、浅野)