チベット自治区ニェモ県　早期教育受けた乳幼児が1245人に

　中国発展研究基金と国家衛生計画出産委員会は2015年から、農村部の乳幼児を対象とする家庭訪問型の早期教育プロジェクトを実施しています。

農村部乳幼児向け家庭訪問型早期教育プロジェクト

　このプロジェクトは農村部の貧困地区にある生後6カ月から3歳までの乳幼児を対象にして、次世代へと続く貧困の世代間連鎖を断ち切る効果的な方策を模索するものであり、甘粛省、新疆ウイグル自治区、貴州省、四川省、湖南省、青海省、チベット自治区の貧困県で展開されています。

　チベット自治区のラサ（拉薩）市から147キロ離れた人口3万6110人のニェモ（尼木）県では2018年から同プロジェクトが実施され、現在までに早期教育を受けた県内の乳幼児は1245人に達しました。

ダンゾン・ランジエ（旦増朗傑）ちゃんと家庭教師のニニ（妮妮）さん

3歳のダンゾン・ランジエちゃんは生後22カ月から授業を受けています

ニニさんが1歳のダンゾン・チュドゥン（旦増曲珍）ちゃんと遊んでいます

次の家庭へ移動するニニさん。1回1時間の授業を1カ月に4回、無料で実施しています