北京
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「神舟」の初代総設計師である戚発ジン院士
中国工程院の院士で、宇宙船「神舟」の初代総設計師である戚発ジン氏(88)は23日、訪問先の香港で、「最も崇高な愛、最も偉大な愛とは、国を愛することだ」と述べました。
国家宇宙開発専門家グループが続々と香港の大学などを訪れています。「神舟」「長征」「嫦娥」などの国家重大宇宙プロジェクトを担当する専門家6人が23日から数日間、香港理工大学や香港大学、中学6校で特別講座を開き、若者が科学の夢と科学の自信を樹立するのを励まします。
戚氏は、香港理工大学での講座で、「一つの国、一つの民族、事業を発展させて強くするには、自分自身に頼るほかない。他人に先進的な物を与える国などない」と重々しく心を込めて語りました。
また、「中国の宇宙開発事業は創建から今に至るまでの60年余りで多くの成果を収めた。重要なのは、発展の過程で宇宙開発の精神が作り出されたことだ。われわれはこうした精神力の中で前進し、成功を収めた」とも述べました。
香港理工大学土地測量・地理情報学部で学ぶ李兆津さんは、「一世代上の宇宙専門家の話は大きな励みとなった。今後、学んだ知識を実践へと応用し、祖国の宇宙事業に貢献したい」と語りました。
小学生の息子を連れて受講した香港市民の于飛さんは、「とても得難い機会だった。専門家の経験は私に啓発を与えるだけでなく、息子の心にも宇宙探査の希望を芽生えさせてくれるだろう」と語りました。(玉華、柳川)