北京
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外交部の趙立堅報道官は24日の記者会見で、元ドイツ連邦外務大臣兼副首相のヨシュカ・フィッシャー氏が最近になり発表した「中国を孤立させる考えはでたらめだ」とする表明に関連して、「協力は歴史の流れであり、ウィンウィンは人心の向かうところだ。いかなる国に対しても、冷戦モデルで抑制し孤立させようとすることは、非現実的な幻想だ」と述べました。
元ドイツ連邦外務大臣兼副首相のヨシュカ・フィッシャー氏は最近になり発表した文章で、「西側と中国の関係を冷戦時代の米ソ関係に類比することは、ミスリードを招く。中国と世界の経済における相互依存関係を考慮すれば、中国を孤立させればよいとの考えはでたらめだ」と指摘しました。
趙報道官は同文章について「冷戦が終結してからすでに30年余りが経つ。今の全世界の政治経済情勢は昔とは違う。各国の利益は深く融合し、ゼロサムゲームや冷戦の思考は歴史に淘汰される運命だ。21世紀の世界にとっての挑戦とは、大国が抱き合って協力できるかどうかであり、ナンバーワンになることを競い合うことではない」との考えを示しました。(佟同、鈴木)