北京
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習近平国家主席は24日、フィジー共和国のバイニマラマ首相と電話会談を行いました。
習主席は「中国とフィジーが国交を樹立してから46年間、両国関係は大きく発展してきた。その重要な経験とは、双方が互いの核心的利益や関心を寄せた重大な問題において互いに支持することが重要ということだ。中国はフィジーと共に、両国の全面的な戦略的パートナーシップを絶えず新たな段階に上っていくよう推し進め、発展途上国の共通した利益を共に守りたい」と表明しました。
習主席はまた、「コロナ禍との戦いで、中国は引き続きフィジーにワクチン提供などの支持をしていく。今後は中国-太平洋島国緊急物資備蓄庫を創設して、フィジーなどの島国の、公衆衛生上の重大事態や自然災害に対応する能力の向上に協力していく。中国は、フィジーとの戦略的な連携を強化し、『一帯一路』を共に建設し、貿易や投資、インフラ整備、交通通信、観光などの分野における協力を深化させていくほか、フィジーが気候変動に対応する能力を向上させることを引き続き支持していく」などの考えを示しました。
バイニマラマ首相は、中国共産党が創設100周年を迎えることへの祝意を示した上で、「習近平主席の遠方をも見通す卓越した認識と強い指導力の下で、中国は偉大なる発展の成果を収め、世界において重要なリーダーシップを果たしている。新型コロナウイルスによる感染症との戦いで、中国が提供してくれた支持を感謝する。フィジーは中国との交流を強化し、互恵の協力を深め、国際状況についての意志疎通や協力を密にしていきたい」と述べました。(藍、鈴木)