習主席、コンゴ共和国・タンザニア・フィンランド大統領と電話会談

　習近平国家主席は21日、コンゴ共和国のサス・ンゲソ大統領、タンザニアのハッサン大統領、フィンランドのニーニスト大統領とそれぞれ電話で会談しました。

　習主席はサス・ンゲソ大統領との会談で、「より多くの実力ある中国企業がコンゴ共和国に投資し、現地で事業を興すことを推奨する。コンゴ共和国との医療、農業、民生などの分野における協力を深め、ワクチン提供を含む新型コロナウイルス対策支援を行い、コンゴ共和国の工業化と、経済の多元化をサポートしていく」と述べました。

　ハッサン大統領との会談では、「政党間の交流や協力、政権運営上の経験の共有を強化するほか、『一帯一路』の共同建設、中国アフリカ協力フォーラム北京サミットでの合意事項の履行とタンザニアの発展戦略とを結び付ける。また、農業、交通、通信、観光、エネルギーなどの分野における協力を拡大し、新型コロナ対策をめぐる協力を強化する」と述べました。

　ニーニスト大統領との会談では、「フィンランドが中国・欧州関係の健全かつ安定した発展に向けて独自の積極的な役割を果たしてくれることを期待する。フィンランドと共に真の多国間主義を堅持し、国際協力を通じて公衆衛生上の安全保障や気候変動などグローバルな課題に積極的に対応し、人類運命共同体の構築を推進していきたい」との意向を示しました。（鵬、謙）