21本の河川で洪水が発生　東北部で洪水・南部で豪雨への警戒強化が必要

   水利部が20日に伝えたところによりますと、最近の持続的な雨の影響で、黒竜江省、内蒙古自治区、江蘇省、浙江省、重慶市、四川省などの21本の河川で、警戒水位を超える洪水が発生しました。警戒水位を最も超えたところでは最大2.75メートル上回りました。

   黒竜江と嫩江本流では今後、洪水の発生が予想されます。気象部門の予報によりますと、6月21～24日の間、江南南部、華南地域の大部分、西南地域東南部では大雨が降り、これらの地域内の一部の中小河川で、警戒水位を超える洪水が発生する可能性があるということです。

   水利部は降雨量を分析、検討した結果、東北地方で洪水対策を強化し、堤防のパトロール・防御、住民の避難、嫩江のニエルジ貯水池の水位調整などをしっかりと行うよう求めています。一方、南部地区に対しては、豪雨被害に対する防備を十分に行い、中小ダムの安全確保や中小河川の洪水、土石流被害対策を最優先で行うよう強調しています。（Mou、坂下）