北京
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有人宇宙船「神舟12号」は17日午前9時22分に打ち上げられ、船内には宇宙飛行士の聶海勝氏、劉伯明氏、湯洪波氏の3人が乗り込んでいます。
3人の宇宙飛行士は宇宙ステーションのコアモジュールに送り込まれ、3カ月間滞在し、船外活動も予定されています。これに合わせて、船外活動を行う際に着用する宇宙服は、構造の設計、着用寿命、機能性など多くの面において、調整されています。
船外活動用宇宙服は小型宇宙船とされています。宇宙飛行士が宇宙ステーションから出る際、200度以上の温度差や宇宙放射線被ばくなど一連の試練にさらされます。聶海勝氏は、今回の新しいタイプの宇宙服の最大の変化について、「船外活動をサポートする時間が長くなり、以前の約4時間から7~8時間になった」としたほか、関節部の柔軟性がより向上していることを明らかにしました。このほか、カメラなどの電子機器も追加され、任務遂行のさらなる支えになると期待感を示しました。
劉伯明氏は、宇宙服の素材について、「着心地が今までの宇宙服よりもっと快適になっている。これまでは船外移動が大変だったが、今回はこの宇宙服で時間的に短縮され、動きもより楽になった」と、「神舟7号」よりかなり快適になったことを強調しました。(朱、浅野)