北京
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中国有人宇宙プロジェクト弁公室によりますと、有人宇宙船「神舟12号」は北京時間17日午前9時22分頃、長征二号F遥十二運搬ロケットに搭載され、西部の甘粛省に位置する酒泉衛星発射センターから打ち上げられました。約573秒後にロケットと分離して予定の軌道に乗り、宇宙飛行士の聶海勝氏、劉伯明氏、湯洪波氏を宇宙へ送りました。
これは、中国の有人宇宙プロジェクトが実施されてから19回目の飛行任務で、宇宙ステーション計画における初めての有人飛行でもあります。宇宙船が軌道に乗った後、予定のプログラムに基づき、宇宙ステーションのコアモジュール「天和」とドッキングします。ドッキング後の飛行期間中に、宇宙飛行士は「天和」に入り、3カ月間滞在してロボットアームの操作、船外活動などを行い、宇宙飛行士の長期の軌道滞在や「再生式生命保障システム」などの技術を検証します。
現在、ドッキングされた「天和」と「天舟2号」は約390キロメートルにあるほぼ円形のドッキングトラックを飛行しており、運行状態は良好で、「神舟12号」とのドッキングや宇宙飛行士が滞在する条件を満たしたとのことです。(玉華、浅野)