北京
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宇宙飛行士3人が乗る有人宇宙船「神舟12号」は北京時間17日午前9時22分(日本時間同午前10時22分)ごろ、酒泉衛星発射センターから打ち上げられました。宇宙船はその後、予定の軌道に乗り、順調に3人の宇宙飛行士を宇宙に送り込みました。これにより、中国の宇宙ステーション建設は大きく一歩前進したことになります。
「神舟12号」は、これまで中国が開発した有人宇宙船の中で、水準が最も高く各方面の指標要求が最も厳格なものです。軌道モジュール、帰還モジュール、推進モジュールで構成され、計14のサブシステムがあり、宇宙飛行士の地球帰還を実現する「生命の船」です。
3人の宇宙飛行士は3カ月にわたる滞在中、コアモジュールの船外作業、設備交換などを行う予定です。飛行士の選抜について、責任者の黄偉芬氏は「神舟12号は以前と比べてより複雑になっているため、問題の発生率が大幅に増えた。そのため、宇宙飛行士の臨機応変、処理能力がより厳しく問われる。彼らは大量の知識を身に付け、大量の故障時処理訓練を受けることにより、総合能力を高めてきた。また、体力やメンタル訓練もしっかり受けてきた」と説明しました。(閣、柳川)