北京
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米『ロサンゼルス・タイムズ』紙はこのほど記事を掲載し、「新型コロナウイルスが実験室から流出したという説を証明できるいかなる証拠もない。このウイルスは動物由来だと証明できる証拠はたくさんある」と指摘しました。
この記事は米ノースカロライナ大学の疫学・微生物学・免疫学の専門家Ralph Baric教授の話を引用し、「新型コロナウイルスの遺伝子配列から考えれば、野生動物が自然宿主であることが分かる」と報じています。
記事は、「米国、イギリス、オーストラリアのウイルス学者は2020年上半期、イギリスの科学誌『ネイチャー』に論文を発表し、新型コロナウイルスが実験室から流出したという説を信頼できないとの考えを示した。論文の作者の一人、テュレーン大学のロバート・ゲーリー氏は最近のライブ配信で、『ウイルスが実験室から流出したものではないというのがわれわれの結論だ』と述べた」としています。
記事によりますと、ウイルスの起源問題は確かな答えを得られない可能性があるということです。
『ロサンゼルス・タイムズ』紙は「新型コロナウイルスの起源問題の確定は次回の感染症対応に重要な意義を持っている。当面の新型コロナウイルスのパンデミックに公衆衛生の戦略を通して対応すべきだ」と指摘しました。(殷、浅野)