北京
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端午節の3連休期間中(12~14日)、多くの都市では新たな消費促進策を繰り広げ、観光や映画などが人気を博しました。また、各地で「夜間経済」の掘り起こしや補助金給付などの消費促進イベントが実施されたことで、消費市場は相乗効果を見せました。
文化観光部データセンターの推計によりますと、今年の端午節の3連休期間中、国内の旅行者数は昨年同時期より94.1%増の延べ8913万6000人で、新型コロナウイルス感染症発生以前の同じ時期の98.7%にまで回復しました。国内観光総収入は昨年同時期より139.7%増の294億3000万元で、新型コロナ発生前の同じ時期の74.8%にまで回復しました。また、ビッグデータによりますと、最も人気があったのは「3時間内の旅行圏」で、端午節の文化要素を含んだ民俗旅行、テーマ旅行、オーダーメイドの旅が新たなトレンドになっています。このほか、故宮や三星堆などの歴史的遺跡周辺では交通渋滞が続き、博物館が若者の間で新しい観光スポットになっているといえます。
映画市場も同様に好調で、映画やエンターテインメントの専門サイト「猫眼」によりますと、この連休3日間の興行収入は4億5000万元に上ったということです。
このほか、北京や上海、成都など多くの都市では消費促進向けの対策が集中的に打ち出され、優待券、夜間経済、中国の文化的要素の取り入れなどが端午節の消費促進を引っ張りました。(朱、坂下)