北京
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今年37歳の中国系シンガポール人研究員である黄仕強博士は2013年にハーバード大学医学大学院を卒業後、2017年に中国科学院の招請に応じて同科学院傘下の動物研究所の研究員として赴任し、同研究所の肝細胞・生殖生物学国家重点研究室の肝細胞再生・代謝研究チームのチーフを務めています。

黄博士は長年にわたって筋肉の老化などの退行性変性疾患のメカニズム研究に注力し、筋肉の再生の謎を探ってきました。
黄博士は現在までに「サイエンス」「セル」「ネイチャーメディシン」など、SCI(学術データベース:Science Citation Index)収録レベルの国際学術誌に43編の論文を発表し、引用された回数は7000回以上に上ると共に、3件の国際特許権を取得しています。
これについて黄博士は「中国はここ数年著しい発展を遂げており、重点分野や重点プロジェクトへの資金投入も非常に増えているため、研究者にとっては最高の時代となった。中国の学者と共同で研究することに違和感はまったく感じないし、私は皆が協力することで発揮される創造的な活力に深く感化されている」と感想を語りました。(ジョウ、坂下)