北京
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国務院共同予防・抑制メカニズムが11日に北京で記者会見を開き、最近の感染症予防・抑制とワクチン接種状況について説明しました。
その中で、国家衛生健康委員会は6月10日現在、全国の新型コロナワクチンの累計接種回数は8億4529万9000回になったことを示しました。
また、中国疾病コントロールセンターの研究者によりますと、広東省で集中的に発生した感染症のウイルスはインド型変異種であり、これまでの海外の研究によって、この種のウイルスの感染力は比較的強いことが明らかにされています。広州市ではこのほど、予防対策や措置が厳格に実施されたことにより、状況が緩和し、感染をコントロールできる状態になっています。また、各地で発生した感染症の様子や対策から見ると、常態化した予防・抑制措置は効果的で、日常のマスク着用や頻繁な手洗い、人との距離の確保などの措置を引き続き実施すると共に、モニタリングの強化が呼びかけられています。
さらに、国の研究によりますと、変異種は一定の免疫逃避現象を持つ可能性がありますが、現在、利用されている数種類のワクチンは依然として客観的な保護効果があるということです。
中国疾病コントロールセンターの免疫専門家によりますと、「ワクチンの保護効果は100%ではないが、感染率を下げ、特に重症感染率や死亡率を下げることができる。ワクチンの接種率を上げることこそ、感染を弱め、流行を阻止できる」と強調しています。(閣、星)