北京
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23/19
G7サミット(先進7カ国首脳会議)が11日、イギリス南西部のコーンウォールで開幕しました。当日、会場の周辺地域では複数の抗議デモが発生しました。
G7サミットの対面での開催は2年ぶりです。参加者らは同日午後に円卓会議を開き、感染症収束後の世界経済の回復について討議しました。
イギリスのボリス・ジョンソン首相が開幕式で挨拶し、新型コロナウイルスのパンデミックから回復する世界を「以前よりも良く再建しよう」と各国首脳に呼びかけ、「2008年の世界金融危機以降に現れた、社会各分野の不均衡な回復を避けるべきだ」と述べました。
一方、コーンウォール各地ではこの日、複数の組織による抗議デモが行われました。デモ参加者は「中身のない約束を止めろ」、「G7ボイコット」などと書かれたプラカードを掲げ、気候変動対応、環境保護、ワクチンの分配、社会の公平性などについて、約束に比べて実際の行動が不足しており、グローバルな課題への対応措置が講じられていないと抗議しました。
今回のサミットには、G7メンバーであるイギリス、米国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、日本の首脳のほか、オーストラリア、韓国、インド、南アフリカの首脳と欧州連合(EU)の代表が、招きに応じて出席しています。(殷、謙)