外交部 福島原発汚染水放出に強く反対

2021-06-11 18:20  CRI

外交部 福島原発汚染水放出に強く反対

 外交部の汪文斌報道官は11日の定例記者会見で、日本の福島第一原子力発電所の放射能を含む汚染水の海洋放出について言及し、「汚染水の処置は慎重に慎重を重ねるべきで、ささいな油断も許されない」と強調し、「日本側が自分で自分を欺くようなやり方で、海洋放出という軽率な行動をしてはいけない」と指摘しました。

 韓国聯合ニュースの報道によりますと、東南アジア諸国連合(ASEAN)駐在の林聖男(イム・ソンナム)韓国大使はこのほど、東アジア首脳会議(EAS)大使級会合で、日本側の汚染水排出問題について、「日本側のやり方は人類の安全と海洋環境にマイナスの影響をもたらす」と強い憂慮を示しました。

 これを受けて、汪報道官は韓国側の立場に理解を示したうえで、韓国のほか、中国を含む多くの環太平洋諸国が日本側の汚染水海洋放出という決定に強く反対していると訴えました。

 汪報道官は汚染水海洋放出について、日本側に4つの問題提起を行いました。

 一、日本側は未だにこの問題について利益に関わる関連各側に十分な交渉をせず、各側の合理的な心配事に一度も真剣に答えていない。

 二、日本側は経済的なコストを考慮し、放射能を含む汚染水の海洋放出という決定を下したが、それによる海洋生態環境、食品安全、人類の健康への影響は考慮していない。

 三、福島原発事故の処理において、東京電力はこれまで情報を隠ぺいしたりデータを改ざんしたりするような不祥事が何度も摘発されたため、東京電力が公表した情報とデータには信憑性が疑われる。

 四、日本側が汚染水のことを「処理水」と強調し、処理された汚染水は「安全無害」であると示しているが、査察を受ける手配は全くない。

 汪報道官はこれに加え、このほど、福島原発の周辺における放射能の漏えいの度重なる発生が報道されたことで、「国際社会の憂慮をいっそう招いている」と指摘しました。また、「処理された汚染水が本当に安全無害であれば、どうして日本国内の河川や湖に放出しないのか、どうして民用目的に利用されないのか、どうして海に放出しなければならないのか。日本政府に正直に答えてほしい」と述べました。

 汪報道官はさらに、「利益に関わる周辺諸国や国際機構と交渉をせず、共通認識が合意するまで、日本側はかってに放出作業を実施すべきではない」と警告しました。(Lin、CK)

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