北京
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商務部と浙江省政府の共催による「第2回中国・中東欧諸国博覧会」が8日から11日まで同省寧波市で開催されています。今回の博覧会には中東欧諸国から2000社を超える企業の出展申し込みがありました。
中国と中東欧諸国の貿易は、新型コロナウイルス感染症流行下で、昨年の貿易額は2019年より8.4%増えて初めて1000億ドルの大台を超えました。今年1~4月の貿易額は前年同期比47.9%増の407億1000万ドルにとなっています。
中国はこれまで、中東欧諸国と税関検査検疫に関する協力文書を95件締結し、14カ国の132種類の食品と数十種類の農産物の中国への輸出を承認しています。これまでの9年間、中東欧諸国からの農産物輸入の年平均成長率は9.7%となっています。
中国と中東欧諸国との間の貿易・投資が安定的に拡大するにつれて、中国・中東欧諸国博覧会のプラットフォームとしての効果と利益が現れています。中東欧諸国の企業は、中国企業との協力の機会をつかみ、中国市場への進出を加速することを望んでいます。
ハンガリーのシーヤールトー・ペーテル外務貿易相は、「世界経済の下振れ圧力にもかかわらず、ハンガリーと中国の昨年の貿易額は20%以上成長した。今年は現時点で、ハンガリーの中国向け輸出は前年同期比58%増となっている。新型コロナ下での雇用の安定において重要な役割を果たしている」と述べました。(ジョウ、柳川)