北京
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中国西北部の青海省を視察している習近平国家主席は、新発展理念を完全かつ正確に、全面的に実行に移し、人民を中心とすることを堅持し、改革開放を深め、新型コロナウイルスの予防・抑制と経済・社会の発展の両立、発展と安全の両立を図り、青海・チベット高原における生態保護と質の高い発展を推進する中で不断に新しい成果を収めていくよう求めました。
習主席は今月7日から9日まで、青海省の中心都市・西寧市や海北チベット族自治州などを訪問し、企業やコミュニティ、自然保護区、農村などで実地調査を行いました。
9日午前、中国共産党青海省委員会と青海省政府による活動報告を聴取した習主席は、「国土の開発と保護を改善し、グリーンで低炭素の発展を堅持し、地方の特色ある質の高い発展の道を切り開く必要がある。また、新興産業を積極的に育成し、塩湖に関する世界的な産業拠点や国家級クリーンエネルギー産業拠点、国際的な生態観光目的地、グリーン・有機農畜製品輸出拠点を目指す建設を加速する。イノベーション型の人材育成を加速させ、イノベーションの活力を引き出す。長江経済帯の発展、黄河流域における生態保護と質の高い発展を含む地域的な大戦略との結びつきを積極的に行い、経済発展における内的な原動力を強化しなければならない」と指摘しました。
その上で、習主席は、「『澄んだ水と青い山こそが金山であり銀山である』という理念を堅持し、地球の第三の極(チョモランマ峰)の生態をしっかりと守らなければならない。長江、黄河、瀾滄江の共通の源である三江源の保護を青海省の生態文明づくりの最重要課題とする。国家公園の建設を推進し、雪山や氷河、川の水源地、湖、湿地、草原、砂漠地帯などにおける生態管理と修復を強化し、青海・チベット高原の生物多様性の保護を全力で推進する」と強調しました。
さらに、「貧困脱却の成果の定着・拡大と農村振興の推進を効果的に結びつけることを推し進め、農村の居住環境の改善や農牧民の素質の向上、農牧地域の文化の繁栄を図っていかなければならない」と述べました。(鵬、Yan)