北京
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中国の西北に位置する青海省西寧市の文亭巷コミュニティーは1平方キロ足らずの広さに、6832世帯、2万2769人が住んでいます。チベット族や蒙古族など複数の民族が集まり住んでいることから、管理上の工夫が求められています。これに対して、コミュニティーは労働保障や出産育児、民政救助などの窓口を設けると共に、少数民族の言葉でも対応できるなど行き届いたサービスを提供し、管理の円滑化を図っています。
スタッフの卓瑪(チュオマー)さん(31歳)は、標準語とチベット語が流暢に話せることから、民族事務サービス窓口の仕事を任せられています。主に、少数民族の住民向けの養老保険、身障者介護などの業務に対応します。このほか、翻訳・通訳も担当します。
管理の円滑化に向け、コミュニティーは多くの分野で新しい試みを行なっています。「幸福食堂」の経営がその一つです。ここでは、外の食堂で18元で提供されている肉料理1品に野菜炒め2品、それにスープが付くセットを、60歳以上の年配者の場合、6元で食べることができます。さらに、生活保障や特別困難、重点優先扶助などに該当する60歳以上の住民はわずか1元となります。
文亭巷コミュニティーの万全を期した取り組みは、習近平主席にも注目されました。このほど、習主席はここを訪れ、評価し、激励しました。(朱、浅野)