北京
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6月8日は第十三回世界海洋デーであり、中国における十四回目の「全国海洋宣伝日」です。今年のテーマは「海洋生物の多様性を保護し、人と自然の調和のとれた共存を図る」です。近年、中国の一部希少海洋生物の生息地と個体群は効果的に保護されており、海洋生物の多様性が著しく回復しています。
サンゴ礁は海底の熱帯雨林と称され、世界の25%から三分の一の海洋魚類はサンゴ礁で生きています。近年、中国では「藍色海湾(ブルーベイ)」や「生態島礁(生態系に富んだ島とサンゴ礁)」などの大きなプロジェクトを実施することによって、海洋の生態環境が大きく改善されており、四つの主要サンゴ礁の生態系はいずれも健全な状態を示しています。そのうち、海南島の東海岸と西沙サンゴ礁の生きたサンゴの被覆率はそれぞれ18%と23.5%で、どちらも5年前よりめざましく増加しています。
ウミガメは今まさに産卵期を迎えています。広東省恵東ウミガメ国家級自然保護区では、今年のウミガメの産卵数が再び記録を更新しました。近年、中国のウミガメに対する保護措置は日増しに整備されており、国内に分布するウミガメはいずれも国家一級重点保護動物となっています。(ヒガシ 坂下)