北京
PM2.577
23/19
米政府は情報当局に対し、新型コロナウイルスの起源を90日以内に報告するよう求めましたたが、実のところ、米政府が情報部門に報告を求める必要はまったくありません。なぜなら、米政府が承認した研究機関が武漢のウイルス研究所と15年間にわたって協力してきたからです。ウイルス学者の見解は諜報機関の雲をつかむような不確かな報告より説得力があるのは明らかです。
この研究機関はエコロジカル・ヘルス・アライアンスと呼ばれ、アライアンスのピーター・ダスザック会長は、ウイルスが実験室から流出することはあり得ないと繰り返し語りました。ダスザック会長は新型コロナウイルスのいわゆる「実験室漏出」という陰謀論が再び喧伝されていることについて、中国はすでにこの陰謀論の被害者だと語っています。
また、イギリスの政治アナリスト、トム・フォディ氏は最近、「RT(旧称:ロシア・トゥデイ)」テレビのウェブサイトに掲載した文章で、「いわゆる新型コロナウイルスの『実験室漏出説』は、過去に米政府がイラクに『大量破壊兵器』が存在すると主張したようなものだ」と述べました。
国家に後押しされた嘘が、重大な結果をもたらす可能性がある決定を弁護するために使われたのであり、米政府がこのような理論を持ち出したのは、国内での感染症対策が不十分だという非難をそらそうという計算からだと見られています。(雲、坂下)