北京
PM2.577
23/19
王毅国務委員兼外交部長は7日、重慶市でフィリピンのロクシン外相と会談しました。
王外交部長はロクシン外相が中国で中国・ASEAN特別外相会議を共同主宰することを歓迎し、フィリピンが中国・ASEAN関係の協調国として、両者の全方位的な発展を推進するために積極的な努力と重要な貢献をしていることを賞賛しました。
王外交部長は、「現在、中国とフィリピンの実務協力は力強く、フィリピンが感染症を背景とした発展の難局を解決することの一助となっている。両国はすでに多くの重点事業を完了、実施し、フィリピンへの投資は倍増している。双方は心を尽くしてこの良好な局面を守り、協力プロジェクトの経済社会的効果を十分に発揮していく」と示しました。
また、王外交部長は、「中国とフィリピンの関係発展もいくつかの困難と挑戦に直面している。双方の互恵協力を攻撃し、泥を塗る言動に対して、われわれは不動の姿勢を保ち、動じず、双方の協力がより多くの着実な成果を収め、両国人民により多くの共通の利益をもたらすよう力を入れていく」と表明しました。
これについて、ロクシン外相は、「中国はすでにフィリピンの最大の貿易パートナーとなっている。双方がハイレベル交流をさらに緊密にし、経済貿易、インフラ、サイバーセキュリティなどの分野での協力推進を加速し、両国関係の発展に新たな原動力を絶えず注ぎ込むことを希望する。ASEAN・中国関係の調整国として、フィリピンは双方の関係を全面的戦略パートナーシップに引き上げることを支持し、そのために積極的に努力していきたい」と表しました。
また、ロクシン外相は、「南海問題における双方の意見の相違には挑戦的なものがあるが、この問題は日増しに発展する両国の友好関係、両国の各分野の実務協力に影響を与えるべきではない。フィリピンはより友好的で効果的な外交方式で中国側と意思疎通を保っていきたい」と強調しました。
今回の会談で双方は共通の関心を持つ国際・地域問題について、踏み込んだ意見交換を行いました。(雲、星)